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ワタシのシマネ

~異国の地からIターン 多文化共生、推進に期待 李萌さん /島根

3月に中国に帰国する予定の李さん=島根県出雲市で、山田英之撮影

中国→浜田市 李萌さん(26)=県立大大学院生

 県立大学浜田キャンパス(浜田市)で学ぶ中国・天津市出身の大学院生、李萌さん(26)は、学生寮「国際交流会館」(浜田市原井町)で暮らしている。日本で発行される中国語新聞の役割を修士論文に書いた李さんは「日本語が上手でなく意思をちゃんと伝えられない在日外国人が心配だ」と、日本の多文化共生の政策が進むことを期待する。

     寮は大学から徒歩約5分。中国や韓国からの留学生が多数入居し、寮内で国際交流ができる「ミニ国際社会」ともいわれる。共有のキッチンで、料理について会話が弾むこともある。

     李さんは北京の中央民族大で学び、2014年に来日した。県立大に留学経験がある大学の先輩に「静かな環境で勉強に専念できる」とアドバイスされ、「日本と中国の懸け橋になりたい」と留学を決めた。

    李さんの修士論文

     大学院では北東アジア開発研究科で、北東アジアを専攻。浜田市内の魚加工工場でアルバイトをしながら1年以上かけて68ページの修士論文を書き上げた。論文では日本語の語学力が不足する在日中国人に対して、西日本で発行される中国語の新聞の役割を考察した。

     浜田市に来た当初、日用品を買いに寮から市内のショッピングセンターまで歩くと20分以上かかり、不便さも感じていたが、今では中国の都市部とは全く異なる風景、特に浜田の海が大好きになった。

     「浜田の住民や寮のみなさんはやさしく、友だちもできた。論文を書く時に悩んでいた私を指導してくれた教授にも感謝している」と県立大での学生生活を振り返る。

     旅行も趣味で出雲大社(出雲市)や、生田神社(神戸市)、伏見稲荷大社(京都市)など日本各地の神社を巡った。

     李さんは3月に大学院を修了し、中国に帰国予定だ。進路はまだ決まっていないが、中国で図書館スタッフとして働くことを望んでいる。「日本で働くことも、まだ諦めていない。チャンスがあれば、日本で国際交流や多文化共生に関わる仕事もしてみたい」と考えている。【山田英之】

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