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福島県立高校5校

さよなら母校 最後の卒業式

最後となった双葉高校の卒業式で、別れのことばを述べる菊池歩実さん=福島県いわき市のいわき明星大学で2017年3月1日、猪飼健史撮影

双葉高、双葉翔陽高、富岡高、浪江高、浪江高津島校

 東京電力福島第1原発事故で避難し、今春休校となる福島県立高校5校が1日、卒業式を迎えた。いずれも原発周辺の同県双葉郡にあり、政府の避難指示が出たために避難先で授業を続けていた。

 最後の卒業生が旅立ったのは、双葉高(双葉町)▽双葉翔陽高(大熊町)▽富岡高(富岡町)▽浪江高(浪江町)▽浪江高津島校(同)。原発事故後、避難先の学校に間借りしていたものの、避難の長期化などによって生徒数が減少。新規の募集を停止し、今年度限りの休校を決めた。

 第1原発が立地し、全町避難が続く双葉町にあった双葉高は1923年に旧制中学として創立され、野球部が夏の甲子園に3回出場するなど文武両道で知られた。この日は仮校舎がある、いわき明星大(同県いわき市)で最後の卒業式を開いて、3年生11人が94年の歴史に幕を下ろした。

 生徒会長の菊池歩実さん(18)は後輩がおらず、送辞がない中で「別れのことば」を述べ、「多くの支援と他校との交流が励みになりました」と3年間を振り返った。「自分のやりたい『ものづくり』を頑張ることで古里を元気にする」と決め、春から東京の大学でデザインを学ぶ。

 駆けつけた過去の卒業生らに見守られながら「きっと、この先もたくさんの困難が待ち構えています。しかし、乗り越えられるよう頑張ります」と締めくくった。【乾達】

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