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駅の危険性や安全策確認 名古屋の鉄道施設で

ホームと車両の隙間を体験する視覚障害者の人たち=名古屋市南区の矢作建設鉄道技術研修センターで2017年2月28日午前11時43分、大竹禎之撮影

 駅ホームでの転落事故が相次いだのを受け、愛知県内の視覚障害者とガイドヘルパーら計16人が28日、「矢作建設工業」(名古屋市東区)の鉄道工事関連施設を訪れ、実物同様に造られているホームや線路などに触れ、駅の危険性や安全策を確認した。

     施設は、工事の技術継承と開発のために同社が南区に設けている。鉄道施設の構造を把握することが難しい視覚障害者が、同県東海市のボランティア団体「あいパートナー」(鈴木登代子代表)を通じて体験会を要望した。視覚障害者の受け入れは初めてという。

     参加者は、技術者らの説明を受けながら、ホームの高さやレールの位置、踏切の遮断機の形状などを手で確かめた。また、ホーム下の待避所に入ったり、停車車両とホームの隙間(すきま)の広さを体感したりした。紀伊保(きい・たもつ)管理部長が「落ちたら、大きな声で『助けて』『非常ボタンを押して』と叫ぶことが大事」と説明した。

     全盲の主婦、奥田菊代さん(65)は「線路上は歩きづらいことを実感した。落ちないよう自分で注意するが、周りの人にも見守ってほしい」と話した。

     実際の駅で、こうした体験をするのは難しい。矢作建設工業は、今後も見学を受け付ける。体験した視覚障害者やボランティアらの声をバリアフリー工事に生かしたいという。【花岡洋二】

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