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駅前広場の西側歩道、点字ブロックなぜないの

点字ブロックが途切れているJR佐賀駅北口の西側歩道=佐賀市で、川上珠実撮影

 JR佐賀駅(佐賀市)の北口と南口の駅前広場で、西側の歩道は点字ブロックが長年設置されていないままになっている。駅舎は1976年に完成し、点字ブロックが広場の東側の歩道にはあり、西側が未設置になった経緯が今ではよく分からない。西側に向かう際に視覚障害者が遠回りを余儀なくされており、市は来年度の設置に向けてJRと協議する方針だ。

     市とJR九州は77年に駅前広場を共同で管理、運営する協定を締結した。北口、南口ともタクシー乗り場などがある広場の東側の歩道には点字ブロックがあるが、西側の歩道は、北口約40メートル、南口約70メートルにわたって設置されていない。

     建設省(現国土交通省)は85年、公共施設などを対象に点字ブロック設置の指針を出した。市などによると、記録が残されておらず、広場の東側の点字ブロックが設置された正確な時期は不明で、設置を主導したのが市かJRかもはっきりしていない。西側の未設置についても、市の担当者は「西側は当時は建物があまりなく、人通りも少なくて設置に至らなかったのでは」と推測する。

     しかし現在は西側にはビジネスホテルやマンション、雑居ビルが建ち並んでいる。視覚障害者らが点字ブロックをたどって駅から西側に行く場合、北口は広場を東側から回って行き、南口は東側から広場をいったん出て、遠回りするしかない。

     県視覚障害者団体連合会の森きみ子会長(62)は「『なぜ西側はブロックが途切れているのか』との声がある。特に初めて訪れた人は地理に不案内で迷ってしまう。早く整備してほしい」と話す。

     国土交通省などによると、点字ブロックの設置は管理者の努力義務で、今回の広場の場合、共同管理している市とJRの両者の判断に委ねられる。市の担当者は「特に要望が市まで寄せられたことがなく、この件に気付かなかった。早期に設置したい」とし、JR九州は「市からの働きかけがあれば協力したい」としている。【川上珠実】

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