トランプ氏

経済政策足踏み 期待先行、具体策なく

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷

 【ワシントン清水憲司】トランプ米大統領は28日の議会演説で、経済成長を加速させるため「1兆ドルのインフラ投資」と「歴史的な税制改革」の実施を表明した。ただ、財源確保策の具体論には最後まで踏み込まなかった。計画を練る与党・共和党がトランプ氏の方針明示を待つ状態は今後も続きそうで、政策の停滞感はぬぐえなかった。

 「国家規模の立て直しを開始するため、議会に1兆ドル(約113兆円)のインフラ投資の承認をお願いする。数百万人の雇用を創出することになる」。トランプ氏は大統領選の公約だったインフラ投資拡大への協力を正式に要請した。議場は大きな拍手に包まれたが、肝心の具体策には乏しかった。財源は「税金と民間資金を投じる」と述べただけ。共和党では財政赤字の拡大を嫌う傾向が強く、野放図なインフラ投資拡大には足元から反対…

この記事は有料記事です。

残り629文字(全文984文字)

あわせて読みたい

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月