津波の高さ感じて ヤフーが銀座に巨大広告
ヤフー(東京)は東日本大震災から11日で6年となるのを前に、東京・銀座の数寄屋橋交差点に建つソニービルの壁面に津波の高さを示す巨大な広告を掲げた。12日まで。
6日から掲げている広告は、高さ28.5メートル、幅6.7メートル。東日本大震災で気象庁が推定した中で最大となった岩手県大船渡市を襲った津波高16.7メートルを赤い線で示し,「想像よりも、ずっと高いと感じたはず。でも、この高さを知っているだけで、とれる行動は変わる。そう。私たちは、今、備えることができる」と訴えている。
銀座のシンボルといわれてきたソニービルを使って大都会の歩行者に大津波の怖さを改めて伝える。関西から訪れた五藤孝彬(たかあき)さん(25)は「純粋に『高いな』と被害の大きさを実感した。これが東京のような大都市に来たら、被害はもっと……と想像する」と話していた。
ヤフーが自社の商品やサービスをPRしない広告を企画するのは初といい、担当した同社広報の矢内博之さん(33)は「震災以降、災害情報や防災に役立つ情報をインターネットを使って配信してきたが、記憶の風化が叫ばれる中、ネット以外の手段でもより多くの方々に防災意識を高めてほしいと考えた。津波の脅威を分かりやすく、銀座という印象深い場所で表現した」と話している。【錦織祐一/デジタル報道センター】



