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なら歳時記

カフェ「みやけ」(奈良市) 旧鴻池邸、新天地で活用 /奈良

大名貸しが行われていた座敷でパフェなどが食べられる=奈良市鳥見町1のみやけで、藤本柳子撮影

 春だ。出会いと別れの季節は、土地との縁や人との巡り合わせについても考えさせられる。近鉄奈良線富雄駅近くに、大阪の豪商・鴻池家の旧本邸を移築したカフェがあると聞き、足を運んでみた。

 富雄駅から西に線路沿いを10分ほど歩き路地に入ると、住宅街に切妻屋根と虫籠(むしこ)窓の和風建築が現れる。間口が約71メートルもあるという白壁の大きな建物が、鴻池家の本邸の店舗や帳場、丁稚(でっち)の宿舎だったという。現在は三宅製餡(あん)(大阪市生野区)が「みやけ」という屋号でカフェと和菓子店を営んでいる。

 門をくぐり、鴻池家の商標・山上印(やまじょうしるし)入りの消火ポンプ「竜吐水(りゅうどすい)」の横…

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