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東電に5300万円賠償命令 栃木のゴルフ場に

 東京電力福島第1原発事故による風評被害で来場者や売り上げが減少したとして、栃木県那須町のゴルフ場経営会社「那須伊王野カントリークラブ」が東京電力を相手取り、約8000万円の損害賠償を求めた訴訟で、宇都宮地裁(吉田尚弘裁判長)は9日、約5300万円の支払いを命じた。

     裁判では、東電が損害賠償の支払いを拒否した2012年7月以降の風評被害の影響が争点となった。東電側は「利用者が1日5時間、年100回プレーしても、年間被ばく量は1ミリシーベルトを大きく下回り、健康リスクが高まるものではない」などと主張し、訴えを退けるよう求めていた。

     判決では、ゴルフ場で測定の放射線量が13年5月時点で放射線障害防止法が定める規制値(年間1ミリシーベルト)を超えていたと認定。放射線量データが那須町のホームページで公開されていたことなどから、風評被害と売り上げ減少とに因果関係が認められるとした。13年10月時点で風評被害の影響はなくなったとし、請求額を減額した。【田中友梨】

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