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DeNA

記事2万本、著作権侵害か…サイト継続「白紙」

情報サイト問題で記者会見するディー・エヌ・エーの南場智子会長=東京都渋谷区で2017年3月13日午後6時32分、長谷川直亮撮影

 IT大手ディー・エヌ・エー(DeNA)は13日、情報サイトの休止問題に関する第三者委員会の調査報告書を発表した。対象記事約37万本のうち、最大で2万1000本程度の著作権侵害などの可能性があることが判明したのを受け、守安功社長が陳謝し再発防止の徹底を表明。同日付で代表権のある会長に就任した創業者の南場智子氏は、サイト事業の継続に関して「メドが立っていない。白紙」と述べた。企業統治を強化するため、二頭体制による意思決定に努める方針だ。

 昨年末に第三者委を設け、関係者97人に計134回のヒアリングを実施。委員長の名取勝也弁護士は記者会見で「リスクや他者に迷惑をかけることの認識が欠けていた。事業拡大を優先し慎重な配慮ができていなかった」と指摘し、法令順守の徹底や企業風土の改善などを求めた。

 同社は問題が発覚するまで、情報サイトに寄せられたクレームに対して、記事の投稿者に責任があるとされる「プラットフォーム(受け皿)」を理由に、責任を回避してきた。実態は「その部分はメディアだった」(第三者委報告書)と指弾された。守安社長は「線引きがあいまいで、適切に運営できていなかった」と非を認めた。

 スピード感を気にかけるネット世界を重視したために、内容の正確さや著作権に対する意識も希薄だった。守安社長は「対応が不十分だった」とした上で「信頼される会社、新たなDeNAをつくっていく」と理解を求めた。【岡礼子、尾村洋介】


WELQ(ウェルク)問題

 IT大手DeNAが運営する医療健康情報サイトが、広告収益に直結する記事の閲覧数を増やそうと、真偽の根拠が不明確だったり、著作権法上問題のあったりする記事を多数掲載した。同社は昨年11月末以降、ウェルクを含む計10サイトを休止。閲覧数獲得のため、質の低い情報を量産していた一部のまとめ記事サイトへの批判が広がるきっかけとなった。

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