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正露丸、51年ぶり新タイプ 即効性アピール

4月3日に発売される正露丸として51年ぶりの新商品「正露丸クイックC」=東京都品川区で2017年3月15日午後0時15分、大村健一撮影

 大幸薬品(大阪市西区)は看板商品の胃腸薬「正露丸」で、51年ぶりの新タイプの商品「正露丸クイックC」(税抜き1000円、16カプセル入り)を4月3日から全国のドラッグストアなどで発売する。15日に東京都内で開いた記者会見で柴田高社長は、「正露丸の主成分の木(もく)クレオソートは安全性の高い生薬。(クイックCは)すばやく効くので(体調が)おかしいなというときに最初に飲んでもらえたら」と話した。

 「クイックC」は「クイックにのめてクイックに溶ける」がキャッチフレーズ。中身が液体のカプセルタイプで、1966年発売の丸薬を糖衣で覆った「セイロガントーイ」(現在は同糖衣A)以来の新タイプとなる。水中で溶かすと正露丸は約45分、糖衣Aが約20分かかるが、クイックCは約6分で溶けるという。カプセル化は20年ほど前に取り組んだものの、特有のにおいを抑えることが難しいなどの理由で断念したこともあり、担当者は「長い時間をかけ、ようやく即効性と両立させた商品ができた」と話した。

4月3日に発売される正露丸として51年ぶりの新商品「正露丸クイックC」をPRする大幸薬品の柴田高社長(右)ら=2017年3月15日、大村健一撮影

 止瀉(ししゃ)薬の市場規模は頭打ちの状況だが、「即効性がある」ことを求める消費者が多かったことから開発した。また、同社の調査から下痢になりやすい体質の人が多かった一方で止瀉薬を使用したことがない割合も多い10~20代の若年層に、気軽に手にとってもらえることを考えた。パッケージは英字を使用し、今後に放送されるテレビCMも、おなじみのラッパのメロディーのテンポを上げて「すばやく効く」ことをアピールする。

 正露丸は1902年に前身の丸薬「忠勇征露丸」が発売され、日露戦争中(1904~05年)に下痢や感染症に効く軍薬として使用され、「ロシアを征伐する」という意味が込められていたが、第二次世界大戦後は「正露丸」に改称。66年に「セイロガントーイ」、81年に「セイロガン糖衣A」を発売。69年から「ラッパのマーク」を採用し、おなじみのCMで普及し、止瀉薬のうち約50%のシェアを占めている。【大村健一/デジタル報道センター】

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