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展覧会

古代ロマンに触れて 橿考研が視覚障害者向け展示

約1800年前の弥生土器に興味深そうに触る奈良県立盲学校の生徒ら=奈良県橿原市の県立橿原考古学研究所付属博物館で2017年3月3日午前10時16分、矢追健介撮影

 視覚障害者らにも考古学に親しんでもらおうと、奈良県立橿原考古学研究所付属博物館(同県橿原市)が企画展「さわって体感考古学」を開催している。豊富な所蔵史料の中から触ることのできる土器や石器などを展示し、説明パネルやパンフレットも点字化した。こうした考古学展は珍しく、盲学校の生徒らも訪れ、手を通じて古代に思いをはせている。20日まで。

     博物館は、橿原考古学研究所(橿考研)に隣接し、奈良県内の遺物を中心に約1万点を所蔵している。企画展は、考古学の門戸と裾野を広げようと計画され、県立盲学校(同県大和郡山市)の教諭らから展示方法などに助言を受けた。

     会場には縄文人の手指の跡が残る約3000年前の土器や、稲作が広まった弥生時代に収穫に使われた石包丁など計36点が並ぶ。弥生時代の銅たくの復元品や、3Dプリンターで複製した古墳時代の馬具もある。それぞれ点字訳した解説文を付け、弱視の人のために解説パネルは黒を背景に文字を白くしてコントラストをつけた。

     県立盲学校高等部1年の土井将也さん(16)は「考古学展に初めて来た。触っていると苦手な歴史に興味が湧いてきた」と会場で笑顔を見せた。大阪や三重などの視覚障害者も訪れており、博物館の担当者は「障害にかかわらず、考古学に親しめる人が増えるとうれしい」と話す。

     観覧無料で開館は午前9時~午後5時(月曜休館)。同博物館(0744・24・1185)。【矢追健介】

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