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韓国 朴前大統領聴取 収賄容疑など全面否認へ 検察出頭

 【ソウル大貫智子】韓国の朴槿恵(パク・クネ)前大統領は21日午前、ソウル中央地検に任意で出頭し、親友の国政介入に関する一連の事件を巡り、収賄の疑いなどでの事情聴取を受けた。地検到着後、朴氏は「国民の皆さんに申し訳ない。誠実に聴取に臨む」と述べた。最大の焦点は、サムスングループなど財閥による贈収賄疑惑だが、朴氏は容疑を全面的に否認すると見られる。少なくとも在宅起訴は免れず、検察は朴氏の逮捕状請求についても慎重に検討する。

     検察は昨年11月、朴氏の親友の崔順実(チェ・スンシル)被告が主導した文化とスポーツ振興のための財団設立にあたり、各財閥が計774億ウォン(約78億円)を拠出したのは朴氏と崔被告が強要したためと判断。政府から独立した特別検察官は今年2月、サムスンによる約束分も含めた計433億ウォンの拠出は朴氏と崔被告への賄賂とし、朴氏の収賄容疑を認定した。崔被告に政府の機密文書を渡した公務上秘密漏えいなども含め計13の容疑がある。

     朴氏は今月10日、憲法裁判所で大統領職を罷免され、不訴追特権を失った。検察側は15日、21日に出頭するよう要請し、朴氏側は応じる考えを伝えていた。

     朴氏はこれまで、憲法裁判所での意見書などを通じて容疑を全面的に否定しており、検察の聴取にも同様の立場を強調する見通しだ。これに対し、検察側は朴氏聴取を控えた18日、通信事業などを行う財閥のSKグループ会長に事情聴取するなど、贈収賄事件での捜査を進めていた。

     韓国捜査当局は原則として聴取は身柄を拘束せずに行うが、逃走や証拠隠滅の恐れがあると判断すると逮捕状を請求する。朴氏については、逮捕すべきだとの世論の圧力がある一方、朴氏失職により事実上始まっている大統領選への影響も懸念されるため、検察側は慎重に判断するとみられる。

     朴氏は21日早朝、自宅周辺に多数の支持者が駆けつけ、厳重な警備体制が敷かれた中、車で地検に向かった。

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