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「企業秘密盗まれた」 グーグル子会社が提訴

ウーバー・テクノロジーズの自動運転車。グーグル子会社は屋根の上にある「ライダー」と呼ばれる装置が「(自社開発の装置に)著しく似ている」と主張している=米東部ピッツバーグで2016年、清水憲司撮影
グーグル子会社ウェイモの自動運転車。屋根の上に「ライダー」と呼ばれる装置が載っている=米中西部デトロイトで2017年1月、清水憲司撮影

 【ワシントン清水憲司】米グーグルの子会社が自動運転車開発を競う米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズに対し「企業秘密を盗まれた」として訴訟を起こす騒ぎになっている。元幹部が秘密の開発情報をウーバーに持ち込んだとして損害賠償や特許侵害の差し止めを求めた。

     米国では市場拡大が見込まれる自動運転車の先端技術を得ようと人材引き抜きや企業買収が相次いでおり、これにまつわる訴訟は開発競争の激化を浮き彫りにしている。

     グーグルの子会社で自動運転車を開発するウェイモによると、情報が持ち出されたのは、「ライダー」と呼ばれる、レーザー光を使って周囲の状況を把握するセンサーの一種。自動運転車に不可欠な技術として各社が開発を競っている。

     訴状によると、元幹部はグーグル在職中の2015年末、社内システムから1万4000件の秘密ファイルをダウンロード。退職後に設立したベンチャー企業をウーバーが16年8月に6億8000万ドル(約760億円)で買収したが、「元幹部はグーグル在職中からウーバーと接触していた」と訴えている。

     裁判は2月に連邦地裁に起こしたが、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、ウェイモは今月に入って、ウーバーによる自動運転車開発の差し止めも地裁に求めた。

     一方、ウーバーは毎日新聞の取材に「競争相手(の開発)を減速させる根拠のない企てだ」と述べ、法廷で争う方針。両者の対立は深まるばかりだ。

     自動運転車の開発は、グーグルがITを駆使して取り組んでいる。ウーバーも車の相乗りサービス「ライドシェア」を各国で展開しており、開発を急いでいる。

     米メディアによると、電気自動車メーカーのテスラも1月、運転支援技術の元担当者が退職後に会社を設立し、「契約に反して別の職員を引き抜こうとした」として裁判を起こすなど、競争激化に伴い、トラブルが法廷に持ち込まれるケースが増えている。

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