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米連邦最高裁判事

ゴーサッチ氏の指名承認公聴会が始まる

 【ワシントン西田進一郎】トランプ米大統領が連邦最高裁判事に指名したニール・ゴーサッチ氏(49)の指名承認公聴会が20日午前(日本時間21日未明)、上院司法委員会で始まった。公聴会は数日間続く見通しだ。最高裁は現在、保守派とリベラル派が拮抗(きっこう)しており、保守派のゴーサッチ氏が承認されれば、保守派が再び優勢となる。

     ゴーサッチ氏は、2016年2月に急死した保守派論客のスカリア判事と同様、合衆国憲法や法律の厳格な解釈を守ろうとする保守派とされる。共和党・ブッシュ政権時代に指名され、06年以降はコロラド州デンバーの連邦控訴裁の判事を務めている。トランプ氏は1月31日に指名を発表した際、「我が国が法と正義の支配を確かなものにするために、真に必要な人物だ」と絶賛した。

     しかし、上院(定数100)で議事妨害(フィリバスター)を打ち切って指名承認を採決するためには60人以上の賛成が必要だ。52議席の共和党は、民主党から8人以上の賛成を得られなければ採決できない。民主党は、ゴーサッチ氏が保守的で企業寄りの姿勢だなどとして反対の構え。このためトランプ氏は、60人から過半数の51人に引き下げる規則改正という「禁じ手」を使ってでも採決すべきだとの考えを示している。両党の攻防が激化しそうだ。

     最高裁判事は事実上終身制で、違憲訴訟を通じて政府の政策を差し止めたり、世論を二分する問題に決着をつけたりして、社会のあり方を左右する。判事9人で構成されるが、スカリア氏が急死したため、現在は8人で保守派とリベラル派が4人ずつだ。最高裁は判断が4対4で分かれた場合は結論を下せず、下級審の判断が維持される。最高裁がその機能を十分果たすことができない異例の事態が1年以上も続いている。

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