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未完の「孤道」完結編を一般募集

内田康夫さん=2014年9月8日、竹内紀臣撮影

“休筆”、連載分を5月に刊行

 著者の病気のため中断した内田康夫さん(82)の連載小説「孤道」の単行本が5月12日、未完のまま毎日新聞出版から刊行されることになった。内田さんは21日、小説の“休筆宣言”をするとともに、続編となる完結編を一般募集することを発表する。

 連載は2014年12月、毎日新聞夕刊でスタート。翌年7月に脳梗塞(こうそく)で倒れ、連載は8月12日204回で中断していた。完結することを目指し療養に励んでいたが、左半身にまひが残り、執筆を断念。休筆宣言に至った。

 「孤道」は、熊野古道と阿武山古墳(大阪府高槻市)をつなぐ謎を追う歴史ロマン。浅見光彦シリーズの114冊目で、3年ぶりの新刊となる。同シリーズは映像化され、累計発行部数9600万部の人気作品。内田さんは「完結編を書けないことが返す返すも残念です」としながら、「浅見は『これで軽井沢のセンセ(内田さんのこと)に、あることないことを書かれなくてすむ』と思うことでしょう」と笑いも見せる。

 一方で、「未完のままでは惜しい」と、完結編となる長編小説の公募を提案。自身、自費出版した「死者の木霊」で1980年にデビューしたこともあり、「世に眠っている才能の後押しができれば」と話す。5月12日に募集が始まる。

 今後は妻・早坂真紀さんの助けで短歌を作る。「“リハビリ短歌”とでもいうのでしょうか」と内田さん。

 <思えども思い通りにいかぬ腕なぜこのやまいなぜこのやまい>

 詳しくは講談社文庫サイト内「内田康夫と早坂真紀の夫婦短歌」(http://www.fufutanka.jp)。【内藤麻里子】

「孤道」完結プロジェクト

<主催>内田康夫財団、講談社、毎日新聞社、毎日新聞出版

<特設サイトに詳細>

http://www.mainichi.co.jp/kodo/

(毎日新聞創刊145周年記念事業)

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