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ぶらり・ぎふ散歩

弥勒殿(恵那市明智町野志) 17年ぶりに「ご開帳」 /岐阜

山あいにたたずむ弥勒殿=恵那市明智町野志で

 山あいに静かにたたずむ弥勒殿(みろくでん)。恵那市指定有形文化財である本尊の弥勒菩薩(ぼさつ)の伽羅(きゃら)木像が4月2日、17年に1度の「ご開帳」を迎える。「おみろくさん」と呼んで人々が慕い、地元の集落が協力して見守ってきた寺が、この日は盛大な祭事でにぎわう。

     明智町にある安住寺や旧家の桜井家が所蔵する仏像の台座に記された記録によると、弥勒菩薩像は奈良時代の僧、行基(668~749年)が彫ったとされる像高89センチ、台座を含めた高さ約1メートルの伽羅木像。一般的な菩薩像は座った状態で手を頬にあて首をかしげたようなポーズをしているが、この像は如来形立像。記録では「日本立像三体」の一つとある。「明智町誌補遺編」によると由来は不明で、補修の際に彩色を厚くしたため当初の姿がはっきりしないのが惜しまれるという。

     弥勒菩薩像は当初、明智町長久保に安置されていたが明暦2(1656)年に突然姿を消し、数日後に同町野志の山上に現れた。このため人々は堂を建てて大切に保存した。堂は場所を変えて何度か再建され、武運長久などの祈願仏として参拝されてきた。耳の病気にも霊験あらたかとされ、治った人たちは、お礼に手製のキリ12本を持参して奉納した。いまも堂には多くのキリがかけられている。

     「ご開帳」は4月2日午前10時の開帳扉読経で始まり、同6日午後4時まで自由に参拝できる。問い合わせは実行委員長の根崎茂さん宅(0573・54・2647)。【小林哲夫】


     ■メモ

    日本大正村の散策も

     JR恵那駅に隣接する明知鉄道でのんびり揺られて「野志駅」下車。道路を隔てて徒歩10分足らずで到着する。明智駅まで足を延ばして日本大正村を散策するのも楽しい。車なら中央自動車道・瑞浪インターチェンジ(IC)か恵那ICで下りる。

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