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オール一本で一二三連覇「東京まで負けなしでいくつもり」(スポニチ)

柔道全日本選抜体重別選手権第1日(2017年4月1日 福岡国際センター)

 男女計7階級が行われ、男子66キロ級では阿部一二三(19=日体大)がオール一本勝ちで2連覇を果たし、今夏の世界選手権(ブダペスト)の代表権を確実なものにした。決勝では2年前の準決勝で敗れていた高市賢悟(旭化成)にリベンジを果たすなど、さらなる成長を遂げている20年東京五輪の星。2日の女子52キロ級に登場する妹の詩(うた、16=兵庫・夙川学院高)にも、最高の形でバトンを渡した。

     圧倒的なパフォーマンスで2年連続の頂点に上り詰め、初の世界選手権代表の座を射止めた。畳の上の柔道で満ちあふれた自信は、畳を降りても変わらない。「今は凄くホッとしている。一本を取りにいく柔道ができたし、内容的にもオール一本で成長を見せられた」。リオ五輪代表の海老沼匡(パーク24)が不在の同級で、阿部が新エースの存在感を見せつけた。

     オール一本勝ちの決まり手は、大外刈りが2つにけさ固めが1つ。得意の袖釣り込み腰を軸として相手の息つく暇もないペースで攻めながらも、足技である大外刈りで1回戦と決勝を勝ったところに成長の跡がある。決勝では技が切れるばかりに、高市の体が180度以上返ってしまうほど腰技を見せた後、力あふれる大外刈りで畳に叩き付けた。「担ぎ技だけでなく、一本を取る技はたくさんある。大外とかを見せられたところは成長した」と納得の表情だ。

     昨年は前年の講道館杯で3位にとどまり、リオの代表選考レースから脱落した中で臨んだ。そんな中でも準決勝で海老沼に一本勝ちで完勝し、代表選考に一石を投じたが、悔しさはいまだに胸に秘めている。「悔しさをバネに東京五輪で優勝しようと決めた。東京まで負けなしでいくつもり」と無敗のままで五輪金メダルを獲るつもりでいる。

     妹へのメッセージを求められ「お兄ちゃんとして、いい背中を見せられたかな」と照れくさそうに語る顔は、まだまだ19歳。底知れぬ可能性を持った最強の兄は、きょう2日はスタンドから声をからすつもりだ。 (阿部 令)

     ◆阿部 一二三(あべ・ひふみ)1997年(平9)8月9日、兵庫県神戸市生まれの19歳。6歳から兵庫少年こだま会で柔道を始める。神戸市立生田中から神港学園高に進学し、高2だった14年12月のグランドスラム(GS)東京大会を男子史上最年少の17歳で制覇。昨年4月に日体大に進学し、同年のGS東京大会、今年2月のGSパリ大会と連勝した。右組み、得意技は袖釣り込み腰。1メートル68。段位は初段。(スポニチ)

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