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「直虎」登録 浜松市の異議認められず

 浜松市と長野県須坂市の2業者が「直虎」を商標登録したのを受け、浜松市と浜松商工会議所が特許庁に異議を申し立てたが、認められなかったことが分かった。この2社以外の業者が「直虎」と表示する商品を販売する場合、使用料を求められる可能性がある。ただ、浜松市は既に「井伊直虎ゆかりの地 浜松」を商標登録して地元業者にも活用してもらっており、「影響は小さい」としている。

     商標は、企業の商品やサービスを他社のものと区別するための目印で、権利が保護される。登録されれば、権利者は独占的に使え、第三者に権利を侵害されると、侵害行為の差し止めや損害賠償を請求できる。

     浜松市などによると、NHKが大河ドラマで「おんな城主 直虎」を放送すると発表した2015年8月、浜松市の企画会社が「直虎」の商標を出願。須坂市のみそ製造販売会社も地元の藩主、堀直虎の没後150年を見越して同年12月に出願し、ともに昨年4月に異なる食品の分野で登録された。

     井伊直虎ゆかりの地となる浜松市は、「直虎」と表示された土産物の販売などが制限されることから、昨年8月に異議申立書を特許庁に提出。「歴史上の人物名を独占的に利用するのは問題」などと主張していた。

     しかし、特許庁は3月27日付で異議を認めない決定をした。理由として、歴史上の人物として堀直虎や肥前小城藩第11代藩主の鍋島直虎がおり、「直虎」が井伊直虎だけを表すものではないと指摘。出願後の査定時には、国内で井伊直虎は広く知られていなかったなどとした。

     一方で、市は既に「井伊直虎ゆかりの地 浜松」を登録したほか、「出世法師直虎ちゃん」の商標も昨年7月に出願している。希望する業者に無料でロゴやイラストを使ってもらい、既に500商品以上が販売されており、市などは特許庁の決定を巡って無効審判を請求しない方向で検討しているという。【奥山智己】

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