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再思三省

第49回 何よりもミスが心配です

「再思三省(さいしさんせい)」とは何度も考え、何度も自らを省みること。実際に紙面に登場した事例などをひきながら、月1回、三つずつのテーマで気をつけたい事柄をつづっています。なお、この中には必ずしも一般的に間違いとはいえないものもあります。読者への配慮や紙面上の統一などの点から決めているものは、理由とともに示しています。

    心配が止まることはなく

     心配停止→心肺停止

     事故の被害者が「心肺停止」状態で発見されたと告げる記事。痛ましくも厳粛な気持ちになりますが、「心配停止」と誤字を記しては台無しになります。また、訃報などで「心肺停止のため死去」のような書き方を見ることがありますが、「心肺停止」に至った原因が死因のはず。それが分からないのであれば、あえて「心肺停止」と記す必要もないでしょう

    「○○ラー」は言いやすい?

     パネラー→パネリスト

     パネルディスカッションに参加する人を指す語として、用語集では本来の英語に沿う「パネリスト」を掲げます。和製英語の「パネラー」は、第一義に「クイズ番組の解答者」(大辞泉)と載せる辞書もあるように、討論者とは違う意味を帯びることも。マヨネーズ好きの人を「マヨラー」と呼ぶなど「○○ラー」の表現は近年よく見られるもので、「パネラー」はその走りかもしれませんが、紙面での使用はおすすめできません。

    「ろくなもの」と「ろくにない」

     ろくなものがない→ろくにものがない

     家にあまりものがない様子について記したくだり。「ろく」に続くのが「な」か「に」かで、修飾される語は「もの」と「ない」とに分かれます。「ろくなもの」とした場合には、ろくでもないものなら有る、とも読めます。この場合は「十分に……ない」ことを意味する「ろくに……ない」としたいところです。

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