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遺体から容疑者DNA 不明の夜、現場に軽

事件の経過

 千葉県松戸市立六実(むつみ)第二小3年だったレェ・ティ・ニャット・リンさん(9)が遺体で見つかった殺人・死体遺棄事件で、死体遺棄容疑で逮捕された同小の保護者会会長で自称不動産賃貸業、渋谷恭正(やすまさ)容疑者(46)のDNA型が、遺体から検出されたものと一致したことが捜査関係者の話で分かった。一方、女児が行方不明になった日の夜、渋谷容疑者の軽乗用車が遺体遺棄現場付近の防犯カメラに複数回、映っていたことも判明した。県警捜査本部は渋谷容疑者の足取りを慎重に調べている。

 捜査本部は15日、渋谷容疑者を死体遺棄容疑で千葉地検に送検した。渋谷容疑者は黙秘している。

 捜査本部は女児の遺体やランドセルなどが相次いで見つかった3月26、27日以降、微物の鑑定を進めていた。その結果、渋谷容疑者のDNA型と一致したという。渋谷容疑者が普段使っていた軽乗用車と、所有しているキャンピングカーを既に押収しており、鑑定を進める。

 女児は3月24日朝、小学校の修了式に出席するため自宅を出たが登校しなかった。捜査関係者によると、渋谷容疑者の軽乗用車が24日昼ごろ、女児のランドセルなどが見つかった茨城県坂東市の利根川河川敷付近を何度も行き来する様子が防犯カメラに映っていた。さらに軽乗用車は同日夜に、千葉県我孫子市の遺体遺棄現場付近の防犯カメラにも映っていたという。途中、ガソリンスタンドで給油した映像もあった。

 渋谷容疑者は捜査本部が逮捕前に任意で行った事情聴取で、自身の行動について防犯カメラに映った軽乗用車の動きと異なる説明をしていたという。

 松戸市教委によると、渋谷容疑者は女児が行方不明になった24日朝、それまでほぼ毎日参加していた通学路の見守り活動に参加しなかった。周辺住民によると、その日の夜、渋谷容疑者の軽乗用車は駐車場になく、住民らが女児を捜した際も渋谷容疑者の姿はなかったという。

 捜査関係者によると、女児が行方不明になった時間帯に、自宅や通学路付近で叫び声や女児を抱きかかえて歩く人物は確認されていない。捜査本部は、女児が自宅近くで連れ去られたとみて調べている。【斎藤文太郎、信田真由美】

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