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穏健vs強硬 大統領選、構図固まる

 【カイロ篠田航一】イラン内務省は20日夜(日本時間21日未明)、「護憲評議会」が5月19日投開票の大統領選で6人の立候補を認めたと発表した。ファルス通信によると、再選を目指す保守穏健派ロウハニ大統領と、最高指導者ハメネイ師に近い保守強硬派ライシ前検事総長が審査を通過し、両者が対決する構図がほぼ固まった。返り咲きを狙った保守強硬派のアフマディネジャド前大統領は「失格」となった。

 ハメネイ師の影響下にある護憲評議会が1636人の登録者から他に立候補を認めたのは、2013年の前回大統領選で次点だった保守強硬派のガリバフ・テヘラン市長▽ロウハニ大統領に近い保守穏健派のジャハンギリ第1副大統領▽ミルザリム元大統領顧問▽ハシェミタバ元副大統領--の4人。

 今回の選挙戦は、15年に欧米などとの間で核開発を大幅に制限する核合意を実現し、対外融和姿勢に踏み出したロウハニ大統領の優位が伝えられている。だがトランプ米政権はイランによるシリアのアサド政権支援やミサイル開発などを問題視し、核合意の見直しに言及。トランプ氏は20日、「合意の精神を守っていない」とイランを批判した。反米意識の強い強硬派が勢いづく可能性もある。

 イランではイスラム教シーア派聖職者の最高指導者が国防や外交など国政全般に最終決定権を持つ。大統領はその下で行政府の長を務め、任期は4年で連続3選は禁止。

 アフマディネジャド氏は貧困層に根強い人気があるが、対米関係は極度に悪化させた。ハメネイ師は出馬断念を促していた。

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