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文在寅氏の韓国

/中 南北緊張緩和が悲願

弁護士時代、事務所を訪れた母カン・ハンオクさんと文在寅氏(左)=文氏選対提供

 「朝鮮半島の平和定着のためなら、私ができることは何でもやる」。10日の大統領就任宣誓後の演説で文在寅(ムンジェイン)大統領は、南北関係改善への強い意欲を示した。朝鮮戦争で分断された南北間の緊張緩和は、望郷の念を抱く文氏の両親の悲願であり、文氏にも強いこだわりがある。

 両親は北朝鮮中部・咸鏡南道(ハムギョンナムド)の工業都市、興南(フンナム)の出身。文氏の自叙伝によると、興南には「文」姓の人々が集まる村がある。しかし、1950年6月に朝鮮戦争が勃発すると生活は一変。同12月、中国義勇軍が参戦すると、米海軍は艦船に多くの一般市民を乗せて韓国側に撤退した。文氏の両親はその中にいた。父は北朝鮮で共産主義組織への協力を拒否し続け、体制への拒否感もあり南行きを決意した。貧しい避難生活が始まった韓国南端の慶尚南道(キョンサンナムド)巨済島(コジェド)で文氏は生まれた。

 朝鮮戦争休戦から約20年たった72年。南北対話が活発化し、北朝鮮から代表団が訪れると父は「統一され…

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