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外部の指紋・足跡なし 内部犯行ほぼ断定

事件の証拠品として保管していた8572万円が盗まれた広島中央署=広島市中区で2017年5月9日、小山美砂撮影

 広島県警広島中央署の金庫に保管していた詐欺事件の被害金8572万円が盗まれた事件で、金庫付近の現場検証などの結果、署員ら警察関係者以外の指紋や足跡が検出されていないことが12日、捜査関係者への取材で分かった。県警は外部から不審人物が侵入した可能性は極めて低いとみており、警察内部の犯行とほぼ断定して関係者への聴取を進めている。

 金庫は同署1階にある会計課の部屋に設置され、多額詐欺事件で押収した現金約9000万円が他の遺失物などとともに保管。8日夜に課長が金庫を開け、現金がなくなっていることが発覚した。現金は封筒などに小分けした上、箱に入れて収納され、一部が抜き取られても外観上は分からない状態だった。

 金庫の鍵を保管していた課長の机の引き出しの鍵が壊されており、県警は窃盗容疑で捜査。9日までに現場検証を行い、金庫付近を中心に指紋や足跡を採取した。11日には課長立ち会いのもと、実況見分を行い、鍵が壊されていた引き出し付近なども調べた。

 捜査関係者によると、金庫や周辺の床、引き出しなどからは外部の人間の不審な指紋や足跡は検出されず、署員ら会計課に出入りして不自然ではない人物のものばかりだったという。

 一方、犯行があった可能性が高いとみられるゴールデンウイーク後半の3~5日には広島市内で大規模なイベントがあり、遺失物への対応などで会計課の部屋には課員以外も含む署員ら数十人が出入りしていた。このため、足跡などからの容疑者の絞り込みは難航する可能性もある。【東久保逸夫、小山美砂】

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