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大事なからだ

未病改善はじめよう/15止 プログラム最終面談 必要な習慣身につけ /神奈川

健康運動指導士の小野さん(左)との最終面談で、分析シートを使いながら目標達成を確認する太田
セルフの血液検査キットを使って採血する宇多川=横浜市中区のファンケルで

「健康づくりは生きている限り続く」

 記者たちが日々の食事、姿勢、運動習慣などの改善を目指し体験してきたファンケル(横浜市中区)の企業、団体向け健康サポートプログラム「ファンケル健康増進サービス」。約4カ月のプログラムが終わり、体験を振り返ると、今後の暮らし方、働き方につながる気づきがあった。

     メタボリックシンドローム予備群からの脱却を目指した太田のプログラムは、4カ月で約8キロの減量という成果を上げることができた。「しっかり食べてしっかり動く」を基本に、食事、健康食品、運動、歩数など5項目について必要な習慣を目標として掲げ、すべてクリアできた。

     まず食事を振り返ると、朝食に野菜を食べる習慣ができたことで「1日1食、野菜を食べる」という目標を達成。以前よりも間食が減った。さらに、プログラムに組み込まれたサプリメントも毎日欠かさず飲んだ。また、青汁やスムージーなど手軽に栄養素を補う食品もうまく取り入れられるようになった。

     次に運動はどうだったか。歩数は「1万5000歩」を目標に、最終的に1日平均1万6000歩を超えた。漫然と歩くのではなく「腕を後ろに振って歩く」ことも意識した。他に「おなかに力を入れる」ことを習慣化するように努めた。猫背になりがちな姿勢を改めるのが狙いだったが、以前より力を入れて過ごす時間が増え、健康運動指導士の小野麻美さんによるセミナーを通して、無理せず「気づいたら姿勢を直す」ことの大切さも実感した。

     当初、75・4キロだった体重を「70キロにする」ことが目標だったが、4月のカウンセリング前に自宅で測定した体重は67・2キロ。体脂肪率も24%から21%になった。体重(キロ)÷身長(メートル)÷身長(メートル)で割り出すBMIは25・9から23・3へと改善。「肥満タイプ」だった体格判定は「健康タイプ」に分類されるようになった。

        ◇

     昨年12月に血液検査から始まったプログラム。宇多川も体験を終え、再び血液検査をすることになった。小野さんから受け取ったのは、血液検査キット。医療機関で検査を受けるのではなく、自分で採血する、いわば「セルフ血液検査」の器具だ。近年、健康管理にこの手法がじわじわと広がっているらしい。

     翌日、早速試してみた。針状の「ランセット」を指先に押しつけると、一瞬チクリとし、血がにじみ出た。この血を絞り出し、専用の吸引器でチップに吸い取る。十分に吸い取ったら、筒状のシリンダーに入れて密閉。医療機関に一任していた作業を自分で行うのに緊張したが、10分ほどで終わった。

     この血液を検査機関に郵送して約1週間。返ってきた結果で気になっていた肝機能を真っ先に見ると、昨年12月のB判定(経過観察)からA判定(正常範囲)の値へ改善していた。

     何が改善につながったのだろうか。小野さんとプログラムを振り返る最終面談で、ヒントがあった。

     4カ月前と後の食事を分析すると、明らかに野菜類の摂取が増加。小野さんに促され意識していたたんぱく質も増え、バランスが整った。「1日1万歩」と掲げた目標によって、少しでも歩く習慣もついた。

     「意識することで、行動ができた。いい傾向です」と小野さん。確かに、食事管理アプリや活動量計などのアイテムを活用して食事、運動が「見える化」したことで、改善ポイントが分かった。日々の積み重ねで身についたバランスのよい食事や適度な運動の習慣が、肝機能の改善にもつながっているのかもしれない。

        ◇

     プログラムを終え、小野さんは記者たちに「今後もふとした瞬間にプログラムのことを思い出し、『あの時はできていた。じゃあ今もできるよね』と思い出してもらえれば」とアドバイス。2人とも成果を確認したプログラムだが、「健康づくりはプログラムの期間だけでなく、生きている限り続いていくことです」とも強調した。今回の体験を忘れず、これからの糧にしたい。【宇多川はるか、太田誠一】=おわり


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