英テロ

凶行への怒りと悲しみ交錯 マンチェスター

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 【マンチェスター(英中部)三沢耕平】コンサート会場で起きた自爆テロ事件から一夜明けた23日、英中部マンチェスターの現場周辺は数多くの警察官が警戒にあたり、緊迫した空気に包まれている。テロの標的となったのは若者。街中には凶行への怒りと悲しみが交錯していた。

 「食べ物を取ってください!」。23日正午過ぎ、現場から約200メートル離れた繁華街で、地元タクシー協会の会長のアハマドさんが通行人にお菓子と飲み物を配っていた。事件後、交通規制による「帰宅難民」が出たことを踏まえ、協会所属の約400人のドライバーがタクシーを無料運行することにした。「マンチェスターのためにできることをしたい」からだという。

 現場近くで追悼の花を手向けていた高校生の女性(18)も「今は『マンチェスター人』としてできることをしたい」と静かに語った。

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