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カンヌ映画祭便り

毎年5月にフランスで開催される「カンヌ国際映画祭」の模様を随時お伝えします。

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カンヌ映画祭便り

第8日 コッポラ監督の娘・ソフィア 女性視点でリメーク 監督賞に期待

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コンペティション部門に選ばれた映画「ザ・ビゴウド」の(左から)エル・ファニングさん、ニコール・キッドマンさん、ソフィア・コッポラ監督、クリスティン・ダンストさん、アンゴリー・ライスさん。あまりに華やかなメンバーに目がくらくらしました=仏カンヌで、木村光則撮影
コンペティション部門に選ばれた映画「ザ・ビゴウド」の(左から)エル・ファニングさん、ニコール・キッドマンさん、ソフィア・コッポラ監督、クリスティン・ダンストさん、アンゴリー・ライスさん。あまりに華やかなメンバーに目がくらくらしました=仏カンヌで、木村光則撮影

 ボン・ジュール!!

 カンヌ国際映画祭もいよいよ8日目となりました。

 今朝はあの「ゴッド・ファーザー」「地獄の黙示録」で知られるフランシス・フォード・コッポラ監督の娘である、ソフィア・コッポラ監督の映画「ザ・ビゴウド」がコンペティション部門で上映されました。

 ソフィア・コッポラさんと言えば、1990年の映画「ゴッド・ファーザーPART3」にマフィアのボス・マイケルの娘として出演したのを覚えている人もいるでしょう。残念ながら同作でのソフィアさんの演技は、米国では最低の作品や演技に与えられるゴールデンラズベリー賞を受賞するなど、決して高いものではありませんでした。

 そんな彼女が女優業に見切りをつけて転じたのが、お父さんと同じ映画監督。そこから彼女の人生が花開いていきます。2003年、東京を舞台にした映画「ロスト・イン・トランスレーション」で米アカデミー賞脚本賞を、10年には「サムフェア」でベネチア国際映画祭の金獅子賞を受賞しました。

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