低
☆絵本 江戸のまち(太田大輔・作/講談社/1728円)
東京に1000年も前から住んでいる「妖怪小僧」が、江戸時代の町を案内します。隅田川と両国橋、日本橋と魚河岸、人がにぎわう浅草、正月や花見の様子など、江戸の町並みや人々の暮らしが、表情豊かにいきいきと描かれています。絵の中に「妖怪小僧」が隠れていて、さがしもの絵本としても楽しめます。
中
☆田んぼに畑に笑顔がいっぱい~喜多方市小学校農業科の挑戦~(浜田尚子・文/佼成出版社/1620円)
福島県喜多方市では、すべての市立小学校に教科として「農業科」を取り入れています。子どもたちは、地元で農家を営む農業科支援員のもと、米や野菜を育てて収穫し、調理もします。農業を学ぶことで成長していく子どもたちの姿を紹介しています。全国初の試みを追ったノンフィクション。
高
☆子どものための美術史 世界の偉大な絵画と彫刻(ヘザー・アレグザンダー・文/メレディス・ハミルトン・絵/千足伸行・監訳/野沢佳織・訳/西村書店/3024円)
約2万年前に描かれたフランスのラスコー洞窟壁画から、アメリカのポップアートの巨匠アンディ・ウォーホルまで美術史の流れを紹介しています。レオナルド・ダ・ビンチやゴッホなど35人の芸術家の半生を代表作とともに解説。掃除ぎらいだった葛飾北斎やバッタがこわかったダリなど、エピソードが満載です。