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中島岳志・評 『自民党-「一強」の実像』=中北浩爾・著

 (中公新書・950円)

低い投票率の下で勝つ

 安倍政治の「一強」状態が続いている。しかし、安倍内閣への熱狂的な支持は見られない。世論調査での支持理由のトップは「他の内閣よりよさそうだから」という消極的なものだ。しかし、国政選挙では連戦連勝を続け、衆議院では与党で3分の2の議席数を保持する。一体なぜなのか?

 中北は1994年の政治改革以降の自民党の変化を詳述し、その実像に迫る。戦後の自民党政治を特徴付けて…

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