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小林麻央さん死去

なりすまし投稿…ツイッター社対応は

唐沢貴洋弁護士になりすました問題の投稿。現在は閲覧できない=ツイッターから引用

 市川海老蔵さんの妻でフリーアナウンサーの小林麻央さんが22日に他界し、列島に悲しみが広がった。その裏でツイッター上に悪質な「なりすまし」投稿があった。実在する弁護士の名をかたり「姪(めい)の小林麻央が亡くなった」とする内容。23日に海老蔵さんが記者会見する前で弁護士事務所に批判や問い合わせが殺到し、一部メディアも速報するなど混乱した。ツイッター社の対応はどうだったのか。【大村健一】

 唐沢貴洋弁護士(39)が異変に気づいたのは23日午前9時半ごろ。勤務する事務所に報道各社から真偽の問い合わせが相次いだ。現在ツイッターは利用せず、麻央さんとは血縁関係にない。そもそも、5歳下の麻央さんが姪とは考えにくい。

 「またか」と唐沢さんは思った。5年前、インターネット掲示板「2ちゃんねる」で中傷されたという男性の依頼で書き込み削除を手がけると、自身への中傷が過熱。殺害予告が推定100万件以上あり、3年前には逮捕者も出た。

 唐沢さんになりすますアカウントは、確認できるだけで約140に上る。たわいのない投稿が続くが、今回は違った。「メディアも含めて多くの人が信じたのです」。ネット上に「親族の気持ちを配慮しろ」など怒りの声があふれ、一部のネットメディアは唐沢さんへの確認も取らず「死を報告した弁護士のツイッターが炎上」などと報じた。

 「人生で一番泣いた日です」と海老蔵さんがブログで麻央さんの死去を示唆したのは23日午前8時前。なりすまし投稿は午前3時前で、非常に早かった。

 唐沢さんは23日午後、なりすましアカウントの凍結をツイッター社に申請したが認められなかった。被害の深刻さを伝え、25日朝になってようやく凍結され、閲覧できなくなった。それまでの間に確認されただけで約4200回リツイート(拡散)された。唐沢さんは「対応の遅れが被害を広げた」と怒る。

 ツイッター社の日本法人は取材に「なりすましは禁止しているが、同姓同名の可能性もある。パロディー目的のアカウント作成も認めている」と説明する。同社の規定では、パロディーの場合はその旨を明記し、誤解を招かないようにしていれば削除されない。

 問題の偽アカウントは弁護士事務所の開設日や所在地を載せ、パロディーの記載はなし。唐沢さんは「ツイッター社はほとんど審査していないのではないか」と見ており、同社の責任も追及する構えだ。偽計業務妨害容疑などでの刑事告訴も視野に、なりすまし人物特定の手続きを進めている。それでも「過去の例から考えて道のりは長い。当たり前の話だが、だまされる前に情報の出所と内容を精査してほしい」と話す。

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