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余録

史上最年少棋士、藤井聡太四段の快進撃で…

 史上最年少棋士、藤井聡太(ふじいそうた)四段の快進撃でにわか将棋ファンになるうち「ひふみんアイ」を知った。対局中に将棋盤の反対側に回り、相手の視点で盤を見ることで妙手が浮かぶという。引退した加藤一二三(かとうひふみ)九段の得意技で、藤井四段も使っていた▲数十手先を読む天才ならではの技だろうが、凡人でも普段と違った角度でものを見れば、日常とは違う新鮮な感覚を味わえる。天(あまの)橋立(はしだて)の股のぞきはその一例だろう▲今はめったに見なくなったが、江戸後期から広まった夏の風物詩に「金魚玉」がある。丸いガラス容器に金魚を入れて軒先につるす。レンズ効果もあり、下から見上げるといつもと違う金魚の姿が楽しめた。「妙なとこが映るものかな金魚玉」(下田実花(しもだじっか))というわけだ▲最近は水族館でもさまざまな視点で魚や海洋生物を楽しめる展示が目立つ。水中から頭上を行き交う魚たちを見上げたような感覚を味わえるチューブ状のトンネル水槽は現代版の巨大な「金魚玉」のようでもある▲各地の水族館をプロデュースしてきた中村元(なかむらはじめ)氏は水族館が生物観察よりも「手軽に水中世界の非日常が得られる場所として利用されている」(「水族館哲学」文春文庫)と指摘する▲中村氏がリニューアルを手がけた東京・東池袋のサンシャイン水族館では近く地上40メートルの屋外エリアがオープンする。ケープペンギンがビル群の間を飛んでいるように見える水槽「天空のペンギン」が目玉だ。暑さで緩んだ心身のリフレッシュに非日常を体験してみたい。

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