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参院閉会中審査

飛び交うヤジ激しく 首相、防戦に終始

参院予算委員会で民進党の蓮舫代表の質問に対する自身の答弁について委員長席に集まる与野党理事たちを見つめる安倍晋三首相(奥右)=国会内で2017年7月25日午前10時47分、佐々木順一撮影

 「加計学園」の獣医学部新設計画を巡り、安倍晋三首相が25日の参院予算委員会でも、計画を知ったのは「今年1月20日」だったと答えた。首相の「丁寧な説明」によって政府・与党は議論の収束を図る構えだったが、この答弁を受け、野党側は「疑惑は明らかになっていない」と追及を強め、飛び交うヤジもいよいよ激しくなった。【遠藤拓、大場弘行、伊澤拓也】

 民進党の蓮舫代表が、新設計画の事業主体が加計学園であると首相が知った時期について、先月の国会答弁との矛盾を指摘すると、首相は「急な質問だった」と防戦に追われた。追い打ちをかけるように、野党側から激しいヤジが飛んだ。

 「虚偽答弁だったのか」「質問とかみ合ってないよ」「子どもだましの答弁だ」

 一方、政府側は民進党の桜井充氏の質疑で、指名された首相ではなく、山本幸三地方創生担当相が答弁席に立った。「議事妨害だ」「答弁をやめろ」と怒号がわき起こった。山本氏が「そんな小さなこと……」と切り出すと、さらに紛糾。山本一太委員長から「表現には注意して」とたしなめられた。

 論戦が山場を迎えるにつれ、激しくなっていく与野党の応酬。自民党の青山繁晴氏が、参考人招致された文部科学省の前川喜平前事務次官に対し「加計ありき」は思い込みではないか、と疑問を呈すると「『今治イコール加計』ってみんな知っているよ」「加戸さん(守行・前愛媛県知事)が言っているよ」との声が上がった。

 安倍首相はヤジの「効能」をよく知っているとみられ、日ごろはヤジを理由に答弁を中断したり、率先して野党議員にヤジを飛ばしたりする。だがこの日は、「反省している」「真摯(しんし)に受け止めたい」などと低姿勢ぶりを強調した前日に引き続き、神妙な表情で自席に座ったままだった。

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