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色とりどりの朝顔が並ぶ入谷朝顔まつり。夏の風物詩として親しまれている=東京都台東区で6日、藤井達也撮影

 鮮やかな色が青空に映える花、朝顔。歳時記では秋の季語とされてきたが、盛夏を象徴する花であることに異論はないだろう。筆者はこの季節に朝顔を見ると、近代を代表する茶人の一人に思いをはせるという。

 朝から厳しい日差しが照りつける京都の夏、街角で一瞬の清涼剤となっているのが朝顔だ。小学校での栽培や朝顔売りなど、この花にまつわる夏の思い出をお持ちの方も多いだろう。私が思い出すのは、益田鈍翁のことである。

 鈍翁は嘉永元(1848)年、佐渡奉行所役人の子として生まれ、若くして江戸へ出、幕府の外交使節の一員…

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