北朝鮮制裁

安保理、全会一致で採択 石炭など輸出禁止

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 【ワシントン会川晴之】国連安全保障理事会は5日午後(日本時間6日朝)、北朝鮮に対する制裁決議案を全会一致で採択した。7月の2度にわたる大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を強く非難、北朝鮮の核・ミサイル開発の資金源を断つため、石炭など主要輸出品目に輸出禁止を科した。制裁決議採択は今年6月に続いて8回目。各国が厳格に履行すれば、史上最大の年10億ドル(約1100億円)の制裁効果が見込まれる。

 米国が決議案を作成し、中国と調整した。日米は石油禁輸措置の導入も求めたが、北朝鮮経済の崩壊を懸念する中国が反対し、見送られた。これまで決議案に難色を示していたロシアのネベンジャ国連大使は、ティラーソン米国務長官による1日の「(金正恩=キム・ジョンウン)体制の転換を求めない」との発言を歓迎。賛成に転じた一要因になったとみられる。ヘイリー米国連大使は「北朝鮮は、国際社会がひとつの声でまとまったことに…

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