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余録

都会で会社員をしていた30代の女性は…

 都会で会社員をしていた30代の女性は、やりたいことを見つけられず退職する。故郷の港町に帰ってきた時、伝説の漁師と呼ばれる父の勧めで漁師になる決心をした。後戻りはできない。「未練はない。けどあともない」▲回転ずしチェーン「かっぱ寿司」の新しいコマーシャルを見た。運営会社はかつて業界の売り上げトップを誇った。だが厳しい競争にさらされ、今年3月期決算で連結最終赤字に。崖っ縁からの再起を図る決意が新CMに込められている▲こちらも追い詰められての内閣改造だった。売り上げならぬ、落ち込んだ支持率は多少回復した。しかし直後の江崎鉄磨沖縄・北方担当相の発言である▲「(国会では)役所の書くものを朗読させていただく」。ところが、きのうは日米地位協定について自ら唐突に「見直さないと」と述べた。安倍晋三首相が選んだ内閣の一員、企業なら役員の一人がこれでは本当に再起を図れるのか不安になる▲安倍首相は「仕事人内閣」とアピールする。江崎氏の発言をもって「看板倒れ」と言うかは別にして、安倍内閣には「看板政策」がやたらと多い。1億総活躍社会、女性が輝く社会、人づくり革命……▲かっぱ寿司のCMでは伝説の漁師を同社若手社員が訪ね、極上のマグロを売ってくれるよう交渉する。漁師「おれは本気のやつにしか譲らねえ」。社員「もちろん本気ですよ」。漁師「本気っていうのは言葉じゃ伝わらねえから」。消費者も有権者も、行動の結果を見極めようとしている。

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