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終戦の日

きょう72年 歴史に証言する責任 主筆・小松浩

 この夏、戦火を生き抜いた人たちの言葉に、改めて耳を傾けてみたい。

 たとえば、1968年8月の「暮しの手帖」特集号を一冊の本にした「戦争中の暮しの記録」だ。疎開先の子の爆死、魚の空き箱で作ったひつぎ。読者の手記を集めた290ページのどこを開いても、これだけは書いておきたい、という悲痛な声が聞こえてくる。

 あるいは、戦後まもなく発表された大岡昇平の「野火」。飢餓、累々たる死、人肉食い。フィリピン戦線での…

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