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食と戦争

戦後72年/5止 消えて、現れた畑 桃は「幻の飛行場」、校庭はイモに /和歌山

紀の川沿いの桃畑を見渡す前尾和男さん。指さす先には戦時中、飛行場が整備されていた=和歌山県紀の川市で、石川裕士撮影

 全国有数の桃産地で知られる紀の川市桃山町。一面に広がる桃畑が、太平洋戦争末期、ほぼ姿を消した。「あれは幻の飛行場だった」。同町の桃農家、前尾和男さん(83)は、桃の木を引き抜く作業に従事した当時のことを今もはっきりと覚えている。

 旧桃山町誌などによると、1944年ごろ、陸軍から安楽川(あらかわ)村(当時)の村長に「本土決戦に備え、陸軍飛行場を造る」と伝えられた。桃畑を切り開き、紀の川南岸に全長1・5キロ、幅100メートルの滑走路を整備する計画だった。

 陸軍部隊が作業にやってきたが、国民学校の児童も手伝いに駆り出された。当時高学年だった前尾さんも数十…

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