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危機の真相

気がかりな東欧の政治情勢 偽ポピュリズムが体制化=浜矩子

ハンガリーのオルバン首相=7月19日、ロイター

 夏休みシーズンである。何事も動かない。こういうタイミングで危機の真相を見極めることはなかなか難しい。なのに、なぜかこの時期に出番が回ってくるケースが多くて悩ましい。

 以上はおおむね愚痴だが、必ずしもそれだけではない。危機の真相が気配を消しているこの時期こそ、実をいえば、じっくり腰を据えて危機の真相を見極めるには絶好の時だという面がある。この時期は動きがない。政策責任者たちも、彼らを出し抜こうとするさまざまな仕掛け人たちも、ネット上の愉快犯たちでさえ、夏休み中はお休みしたい。この時期に何か新しい展開に打って出るのは、誰もがうっとうしい。だから、日々の出来事にあまり振り回されずに済む。凪(なぎ)の底流で何がうごめいていそうか。それを、多少とも落ち着いて考えることができる。

 その観点からグローバルな地平に目を向けた時、どうも気になるのがヨーロッパだ。ヨーロッパこそ、夏には…

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