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名物駅弁

「いかめし」大幅値上げ 世界的な不漁で

大幅値上げに踏み切った「いかめし」=北海道森町の「いかめし阿部商店」で2017年8月25日午前9時13分、山田泰雄撮影

 全国にその名を知られ、物産展などでも人気の高いJR森駅(北海道森町)の名物駅弁「いかめし」が、20日に130円値上げされて780円になった。イカの値段が世界的な不漁で高騰しているためで、1941年の販売開始以来、終戦直後の混乱期を除けば最大の値上げ幅となる。

     製造販売する「いかめし阿部商店」(森町)は「国産に比べて身が柔らかい」とニュージーランド産やアルゼンチン産のスルメイカを使用。しかし、ここ7~8年は国内外でイカの不漁傾向が続き、原料価格は3年前の2倍になったという。値上げは2014年の70円以来。同社の杉山栄二専務は「味と品質を落とさないために踏み切らざるを得なかった。これでもギリギリ」と苦しい事情を明かす。

     同社の「いかめし」は全国各地の物産展で人気を集め、今では同社の売り上げの9割を占める。お盆を含む夏休み期間中には、森駅構内で「立ち売り」も行っている。

     ツーリング中に「いかめし」を買いに同社に立ち寄ったニセコ町のサービス業、大場康晴さん(30)は「不漁とは聞いていた。この味が食べられるならやむを得ない」と理解を示していた。【山田泰雄】

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