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象徴として

第1部 沖縄への思い/2 住民犠牲「悲しみ、痛恨」

ひめゆりの塔前で火炎瓶が投げつけられる事件が起き、避難される天皇、皇后両陛下(当時は皇太子ご夫妻)=1975年7月17日

 天皇、皇后両陛下が初めて沖縄を訪問されたのは、皇太子ご夫妻時代の1975年7月17日。本土復帰の3年後だった。地上戦の生々しい記憶から皇室への反発は根強く、県内の空気は緊迫した。事件は、最初の訪問先、「ひめゆりの塔」の前で起きた。

 両陛下が塔に供花した直後、壕(ごう)に潜んでいた男が火炎瓶を投げつけた。瓶は両陛下からわずか数メートルの場所で炎を上げた。

 「慰霊されるお二人に、なんということを」。東京でニュースを見た元沖縄放送協会会長の川平朝清(かびら…

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