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「花」思い・春

東日本大震災 笑い声、天に届け 福島・南相馬

上野敬幸さん(右)と次女の倖吏生ちゃんを満開の菜の花が包んだ=福島県南相馬市で2017年4月30日、宮武祐希撮影

 東日本大震災の津波に流された福島県南相馬市の上野敬幸(たかゆき)さん(44)の自宅跡。今年4月、菜の花を植えて作られた迷路で遊ぶ子供たちの笑い声が響いていた。

 上野さんは母(当時60歳)と長女永吏可(えりか)さん(同8歳)を亡くし、父(同63歳)と長男倖太郎(こうたろう)ちゃん(同3歳)が行方不明になった。笑顔と明かりがあった場所に何も無くなった光景を見て、「失った家族が寂しくないように」と花を植え始めた。

 震災後、子供を守れなかったことから「最低の親だ」と自責の念に駆られたが、その年の9月に生まれた次女…

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