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韓国大統領「最高レベルの反撃方法検討を」

国家安全保障会議で指示

 【ソウル大貫智子】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は3日、北朝鮮による6回目の核実験を受け、約1時間半にわたり国家安全保障会議(NSC)を開催、国際社会と連携して「最高レベルの反撃方法」を検討するよう指示した。青瓦台(大統領府)の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長が明らかにした。文氏は引き続き北朝鮮に対話を呼びかけたが、実現は一層困難となり、有効な対応策を見いだせない状態だ。

 「憤怒せざるを得ない。国際社会からの孤立をさらに招くとんでもない戦略的ミス」。文氏はNSC冒頭、北朝鮮を強く非難した。「一日も早く核・ミサイル開発を中断し、対話の道に出てこなければならない」と呼びかけつつ、圧力を強める考えを表明。米韓両軍は3日、戦略爆撃機など「戦略資産」の展開について協議した。

 文氏は大統領選期間中の今年4月、韓国メディアの討論会で6回目の核実験に関し「強行したら、かなりの期間、南北対話が不可能になる」と言及。文政権にとり「レッドライン(越えてはならない一線)」とされていた。

 だが韓国政府関係者は3日、レッドラインは文氏が8月に明らかにした大陸間弾道ミサイル(ICBM)の完成だと説明。「北朝鮮の発表では『(核・ミサイル開発の)完成段階に入るための実験』としており、完成していないようだ」との認識を表明した。また北朝鮮非核化のため対話が必要だが「とても難しい状況になりつつある」とも認めた。

 文氏は5月の大統領就任後、北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイル発射に対抗措置を取りつつ、核開発を中断するなら南北対話が可能と呼びかけた。追加の独自制裁は実施せず、この日も言及しなかった。

 しかし、安保専門家は「韓国が北朝鮮に与えられるものは何もなく、南北対話は現実味がない」と批判。韓国ギャラップ社の1日発表の調査で文氏の支持率は76%と高いが、保守系野党からは圧力重視への転換を求める声が強まっており、対応に苦慮しそうだ。

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