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メキシコ

北朝鮮大使を追放 72時間以内、核実験に抗議

 【サンパウロ山本太一】メキシコ政府は7日、北朝鮮の金炯吉(キム・ヒョンギル)駐メキシコ大使を「ペルソナ・ノン・グラータ」(好ましからざる人物)として72時間以内に国外追放すると発表した。北朝鮮が3日に核実験を実施したことに抗議するもので、一連のミサイル発射や核実験を理由にした北朝鮮大使の追放は初めて。米国は外交関係を持つ中南米諸国に国交断絶を求めており、同様の措置は広がる可能性もある。

     メキシコ外務省は声明で「北朝鮮はここ数カ月、核実験や弾道ミサイル発射を続け、国際法や国連安保理決議に明確に違反している」と非難。3日に行われた6回目の核実験が過去最大規模だったことに触れ、「こうした活動は世界の平和や安全に極めて危険だ。日本や韓国のようなメキシコにとって重要な国に深刻な脅威が増している」と指摘した。さらに、北朝鮮による核・ミサイル開発を「絶対に拒否する」と主張した。

     メキシコは7月に採択された核兵器の製造、保有などを禁じる核兵器禁止条約を主導するなど、長年、核兵器の非人道性とリスクを訴えている。

     日本外務省のウェブサイトによると、北朝鮮と国交を持つ国は162カ国。相次ぐ北朝鮮のミサイル発射を受け、米国のペンス副大統領が中南米訪問中の8月中旬、北朝鮮の外交的孤立を進めるため、メキシコ、ブラジル、チリ、ペルーの4カ国に北朝鮮との外交関係や交易を断つよう要請していた。

     スペイン外務省も、北朝鮮が日本上空を通過する弾道ミサイルを発射したことを受けて8月31日にスペイン駐在の北朝鮮外交官1人の退去処分を発表するなど、国交を持つ国の中にも外交的な圧力を強める動きが出始めている。

    北朝鮮大使に対するペルソナ・ノン・グラータ指定を巡っては、今年2月に北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、正男(ジョンナム)氏がマレーシアの空港で殺害された事件を受け、同3月にマレーシア政府が行使した。

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