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ベラルーシと大規模軍事演習開始 NATOが警戒

 【モスクワ杉尾直哉】ロシアと旧ソ連構成国ベラルーシの大規模軍事演習「ザーパド2017」が14日、始まった。ロシア通信が伝えた。2013年以来の大規模演習で、「ロシア軍にとって今年最も重要な行事」(ショイグ露国防相)という。北大西洋条約機構(NATO)は、ロシアの事前公表の7倍以上の10万人以上の兵士が参加するとみて警戒している。

     「ザーパド」は「西」の意味。露国防省によると、20日までの日程で、ベラルーシや露北西部レニングラード州や西部プスコフ州のほか、ロシア領で欧州内の飛び地である西部カリーニングラード州を中心に実施される。1万2700人の両国の兵士、軍用機70機、戦車250台、艦船10隻が参加。ロシア側は「『連合国家』の関係にある両国の共同防衛能力の強化が目的であり、第三国に向けた演習ではない」と説明している。

     一方、ロイター通信によると、バルト海沿岸のリトアニアのカロブリス国防相は「国境地帯に大量の外国軍が集結する。ロシアがベラルーシに軍を常駐させる可能性がある」と述べ、強い懸念を表明した。14年にロシアがウクライナ南部クリミアを一方的に編入して以降、バルト3国やポーランドなど東欧では「ロシアの軍事的脅威」を警戒する声が高まっている。

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