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アブラコウモリの仲間絶滅 最新版発表

 国際自然保護連合(IUCN)は14日、世界の絶滅危惧種のリスト(レッドリスト)の最新版を発表し、オーストラリア・クリスマス諸島に生息するアブラコウモリの仲間が絶滅したと宣言した。1980年代には広く生息していたが、2009年を最後に生息を確認できていない。アリなど外来種の拡大が絶滅の原因になった可能性があるとしている。

     一方、世界自然遺産の小笠原諸島(東京都)だけに生息するオガサワラオオコウモリについては、絶滅リスクを1段階下げ、絶滅危惧1B類とした。

     地元のNPO法人などは05年から、野生化したネコを捕獲して本土へ送る対策を実施。環境省によると、10年に約130頭だったオガサワラオオコウモリは現在では最大約600頭に増えた。

     森林総合研究所の川上和人主任研究員は「捕食者となりうるネコの排除が進み、生息環境が改善されたのではないか」と指摘。IUCN日本委員会は「絶滅危惧種に変わりはなく、楽観はできない」と話している。【五十嵐和大】

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