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豊洲市場

ベンゼン、基準値の120倍検出

 東京都は14日、豊洲市場(江東区)で継続している地下水調査で、環境基準値の最大120倍のベンゼンなどの有害物質が再び検出されたと発表した。モニタリングを開始した2014年11月以降で最も高い数値となったが、地上の空気からは基準値を超える有害物質は検出されず、都担当者は「地上の安全は確保されており、追加の安全対策工事で中長期的には水質が改善される」と説明した。

     地下水調査は201カ所で今年1月まで行ったモニタリングの結果を踏まえ、環境基準を超えた地点を中心とする46カ所で5~8月に実施。うち38カ所で基準値を上回る有害物質が検出された。ベンゼンは25カ所、ヒ素は13カ所(基準値の最大3.3倍)、検出されてはいけないシアンは22カ所で確認された。

     120倍のベンゼンが検出されたのは、4月に100倍だった地点。外部有識者でつくる都の専門家会議は、地下水をくみ上げて浄化する地下水管理システムが作動したため地中の有害物質がしみ出したとの見解を示しており、「汚染状況が大きく変化した傾向は確認できない」と分析した。

     都は今後、地下空間の床をコンクリートで補強し、地下水管理システムを増強する土壌汚染対策工事を施す。

     一方、8月に初めて実施した地上の空気測定では、建物1階と屋外でベンゼンがいずれも基準値を下回り、シアンと水銀は検出されなかった。【森健太郎】

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