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危機の真相

財務省の魔の海脱出作戦 国債が漂うのは荒海?干の海?=浜矩子

国債の大量購入を続ける日銀=東京都中央区で関口純撮影

 小さな新聞記事に目を引かれた。先月のことである。とても小さな記事で、見出しが「日本国債の販促 海外向け87%増--昨年の個別面談」となっていた(8月21日付日本経済新聞朝刊)。

 この記事によれば、目下、財務省は日本国債を必死になって海外投資家に売り込んでいる。来日する海外の年金基金や生命保険会社、中央銀行の担当者と盛んに個別面談を行って、日本国債のお買い上げをお願いしているのである。2016年の面談件数が、見出しにある通り前年比87%増の146件に達したのだという。統計が比較可能な11年以降、これが最高記録だそうである。

 これは何とも面白い。そしてなかなか怖い話だ。日本国債といえば、その保有者はあらかた日本人である。こ…

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