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ベネズエラ

政府が「ウサギ食料化計画」 野党は批判

子ウサギを食料として配布する政府の計画に、「ペットを食べるなんて」との声も上がっている。写真はペットとして飼われているウサギ=ベネズエラで14日、ロイター

 【サンパウロ山本太一】食料の慢性的な不足と価格高騰に直面している南米ベネズエラの反米左派マドゥロ政権が、市民に子ウサギを提供して食用に飼育させる「ウサギ計画」を打ち出した。ロイター通信が伝えた。野党側は「悪い冗談」と批判している。

     「動物性たんぱく質は重要な問題だ。『ウサギ計画』が承認された」。マドゥロ大統領は12日、国営テレビで牛肉などの代用品としてウサギ肉を導入する考えを示した。マドゥロ氏は食料危機は米国が仕掛ける「経済戦争」の一環と主張し、「ウサギ計画」をその対抗策と位置づけた。

     すでに試験的計画として15の地区に子ウサギが配布されたが、ペットとして名前を付けかわいがる住民もいるという。ベネズエラではウサギを食べるのは一般的ではないが、ベルナル都市近郊農業相は「ウサギはペットではなく、食卓に提供される高たんぱくの肉2.5キロだ」と飼育を呼びかける。また、政府は市民に自宅の屋上やベランダに野菜などを植えるよう求めている。

     国民の3割が昨年、食事を1日2回以下に制限したり、約75%の体重が平均8.9キロ減ったりしたとの調査結果がある。野党側は「石油を利用した社会主義の経済モデルの失敗が問題の本質」として、「ウサギ計画」には意味がないと非難している。

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