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危機

核・ミサイル 識者インタビュー/5止 元首相・福田康夫氏

=根岸基弘撮影

日中韓、結束固めよ

 2002年に当時の小泉純一郎首相が訪朝して合意した日朝平壌宣言は、日本人拉致問題、核、ミサイルを3点セットで解決する枠組みだった。三つが解決したら、平和条約を締結し、日本の植民地支配時代の補償をする。その補償で北朝鮮が国際社会に入れるような協力をしようという構想だった。核とミサイルを入れたのは「今解決しないと核開発は確実に進む。進んだ後は解決はより困難になるだろう」と考えたからだった。また、金正日(キムジョンイル)総書記(故人)が、拉致を謝罪し、宣言に署名したのだから、当時はまじめに核放棄を考えたのだろうと思った。その後、拉致問題を巡る日本国内での北朝鮮への反発などから合意は実現には至らなかった。6カ国協議など、さまざま努力したが、今や核の脅威は現実のものとなってしまった。あのときの、またとないチャンスを逃した責任を感じる。

 今はもう一度、北朝鮮が核放棄を約束し、関係国が北朝鮮の復興に手を貸すという合意にもっていくことが望…

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