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ベネズエラ

経済危機で難民申請増加

 【サンパウロ山本太一】経済危機に見舞われている南米ベネズエラから他国に逃れ、難民申請する人が増えている。隣国コロンビアは避難者への滞在許可を緩和したり、国際機関は緊急支援をしたりして対応。周辺国も巻き込んだ人道危機が広がっている。

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、難民申請をしたベネズエラ人は2016年の1年間で約2万7000人。今年は1~7月だけでこの2倍近い約5万人だった。申請先は、米国の約1万8300人をはじめ、ブラジル約1万3000人、ペルー約4500人、スペイン約4300人と続く。反政府活動に携わったため、迫害される恐れがあるとして、申請するケースなどがある。

 難民申請自体は多くないものの、最大の避難先となっているのがコロンビア。UNHCRは約30万人が流入したとみる。コロンビア政府は7月末、合法的に入国したものの、ビザの期限が切れて不法滞在の状態になっている人を対象に2年以内の滞在を認める特別許可制度を設けた。すでに約5万5000人が申請しており、約23万人が許可を得る可能性がある。エクアドル政府も17年、約1万3000人に特別滞在許可を出した。

 南隣のブラジルへも流入が続く。国境を接する北部には、ベネズエラ北東部から避難してきた先住民族ワラオの数百人が滞在している。ロライマ州政府がスポーツ施設を避難所として開放したが、収容人数に限りがあるため、路上生活を強いられる人もいる。子どもも多く、食料支給や健康状態の維持が課題だ。UNHCRによると、避難者は治安悪化や食料・医薬品の不足などを理由に出国したと説明しているという。

 ベネズエラ人はワラオを含めブラジルに2万~3万人、トリニダード・トバゴに4万人以上、オランダ領のアルバ、キュラソー両島に約2万5000人が滞在しているとされる。

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