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用語変更で差別は解消されるか?=粥川準二(科学ライター)

 今月、日本遺伝学会が、長らく使われてきた遺伝学用語である「優性」と「劣性」を、それぞれ「顕性」と「潜性」とに改めることが明らかになった。優性とは、生物における遺伝において、メンデルの法則に従って現れやすい性質のこと。劣性とは、現れにくい性質のことである。差別的なニュアンスを醸しやすい言葉だ。

 昔、知ったかぶりの人が「耳の中が湿っている人は優れている。なぜなら耳の中を湿らせる遺伝子は“優性遺伝子”だからだ」と説明するのを聞いたことがあるが、優性遺伝子は劣性遺伝子に対して優れているわけではない。こうした誤解が減るならば、この変更は歓迎だ。また、生物…

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